
最近「YouTubeが熱い!」「YouTubeは稼げる!」「好きなことを職業にする!」ということが話題になってYouTuberを目指す人はとっても多いです。
しかし、現実はそんなに甘くありません。
みんな平等にチャンスがあるものの、最初はチャンネル登録者を伸ばすのは難しいのです。
今回は全200組近い駆け出しYouTuberさんの20日間のチャンネル登録者数の伸びをデータ化したので、それをもとに「実際に伸びている駆け出しYouTuberさんはどんな施策をしているの?」というお話をします。
YouTubeのチャンネル登録者数の理想的な伸び数は?
今回約200名のYouTuberさんのチャンネル登録者数の伸びを見ましたが、みなさんそれぞれにペースややり方というものがあります。
伸びがいい、悪いというのはあるかもしれません。
しかし、正解・不正解なんてものはありません。
ですからあくまでも「本気で大物YouTuberになりたい」「早くマネタイズしたい」という方にこのくらいがいいのではないか?という伸び数について説明しますね。
まずYouTubeには登録者数の数によってレベルがあります。
- グラファイト 初心者(チャンネル登録者:0~999人)
- オパール 初級者(チャンネル登録者:1000人~)
- ブロンズ 中級者(チャンネル登録者:1万人~)
- シルバー 上級者(チャンネル登録者:10万人~)
- ゴールド 達人 (チャンネル登録者:100万人~)
- ダイアモンド 神級 (チャンネル登録者:1000万人~)
私がお話するのはこの、グラファイトと言われる、0〜999人の「駆け出し」レベルなのですが、この記事を読んでくださっている方のほとんどはこのレベルが多いのではないでしょうか。
このグラフは2年前にユーチュラが発表したチャンネル登録者数の割合の図です。
当たり前ですが、チャンネル登録者数が少ない人がどんどん多くなっている綺麗なピラミッド図になっていますよね。
しかももう2年前に発表されたものなのでもっと差は広がっていると考えられます。
そして、グラファイトレベルのYouTuberさんの伸びを長い間見てきましたが、ここで私が考える基準として
「1日に1〜2人の登録者を伸ばしているならば理想的な登録者数の伸び方をしている」と考えています。
そんなの1000人にいくまでにどれだけ時間がかかるんだよ!と思われるかもしれません。
が、最初はそんなもの くらいです。
むしろそれが達成できていない人の方が過半数です。
そして、このグラファイトレベルの人のほとんどが、このレベルで挫折します。
ひどい場合は1ヶ月後にはもう更新していないとかよくある話です。
登録者数が100人〜1000人の人はとにかく1日に1、2人が増えるようなイメージで頑張ってみてください。
最初は苦労はしますが、100人から1000人に増やすための難易度、1000人から1万人に増やすための難易度、1万人から10万人を達成する難易度はそれぞれどんどん下がっていきます。
それではここで、今回私が200人のデータをとった中で、4/10時点では45人の登録者だったところが、20日後には66人の登録者数を増やし、すぐさま100人に到達をしてしまっていたYouTuberさんを取り上げてみようと思います。
ご存知の方は多いと思いますが、 「初めまして松尾です」さんのチャンネルです。
https://t.co/SNGwplhHo4
「せっかく面白い動画なのにサムネがもったいない」とのことで、あめんぼぷらすさんのおまつさんという方からサムネのアドバイスをしていただき、自分なりに解釈、研究した結果11個のサムネイルを変更しました
カラフルになりました
アドバイス本当にありがとうございました🙇♂️ pic.twitter.com/wyvrFtwF1s— 初めまして松尾です【水 土 動画公開】 (@aitsu_f1123) April 14, 2019
サムネイルの大幅の変更からかなり伸びていると思います。
私がとったデータを例にすると、登録者数500名以下が136組いらっしゃいましたが、その中で1人/日を達成しているのは18組でした。
改善の余地ありということですね。











実際に伸びている人について詳しく分析していくよ!
次にどんなジャンルが伸びやすいかというお話ですが、これは私が200組を調査した上で、チャンネル登録者数がかなり伸びていた上位10組のジャンルから、紐解いていきます。
チャンネル名と計測時の登録者数 | 20日の増加数 | ジャンル | 動画本数 | 活動開始時 |
あめんぼぷらす(4854) | 2033 | スポーツ | 49 | 18.11.27 |
MATT SHOW(3331) | 1995 | 都市伝説 | 109 | 18.8.01 |
アンダーワールド(10514) | 980 | 都市伝説・怖い話 | 147 | 18.8.09 |
yuki cramped room(4906) | 582 | おしゃれな日常 | 101 | 19.1.28 |
ヨーロピアンクラシック(1084) | 358 | ゲーム実況 | 142 | 19.1.17 |
名無し(2252) | 285 | ゲーム実況 | 64 | 18.7.30 |
折田チャンネル(6844) | 251 | キッズユーチューバー | 56 | 18.3.18 |
shogo kitahara(325) | 89 | ギター演奏 | 6 | 14.2.2 |
ヤマケンTV(119) | 85 | 特撮・農家 | 101 | 17.11.30 |
東京未青年シンドローム(3951) | 83 | やってみた系 | 54 | 18.6.30 |
上の表は今回20日間で計測させていただいた約200組のYouTuberさんの中でも特にチャンネル登録者数が伸びていた上位10組のYouTuberさんの
・チャンネル登録名
・計測時のチャンネル登録者数
・20日間のチャンネル登録者の増加数
・ジャンル
・動画本数
・活動開始時
を表にまとめています。
1.どんなジャンルが伸びている?
まずジャンル選びについてですが、上位10組ほぼ共通している点は
「ジャンルが絞られている」という点です。
あめんぼぷらすさんであればスポーツ。
MATT SHOWさんの都市伝説系とアンダーワールドさんの都市伝説は2位と3位に連なっています。
つまり上位10組全てのYouTuberさんが差別化ができているというのがポイントです。
なんとなくYouTuberっぽいっことをしているわけではないということですね。
ここで1つこの記事を読んでいらっしゃる方は疑問に思われるかもしれません。
4位の「yuki cramped room」さんのジャンルが「おしゃれな日常」となっていますが、これは一見普通のよくある動画かと思いますよね。
もう1つ、10位の「東京未青年シンドローム」さんの「やってみた」ジャンル。
これら2つともいわばあるっちゃある分野ですが、この2つのチャンネルは他に埋もれない「すごい差別化されているポイント」があるので後ほど説明します。
とにかく、簡単にいえば「ジャンルは絞ってやるのがいい!」という結論です。
ただし、ここでよく考えなければいけないのが自分が好きなジャンルに絞ったとして、それは本当に需要のあるジャンルなのか?
という点です。
ものすごくマニアックなものでもいけないし、かといって他のYouTuberのマネばかりでも伸びません。
「差別化」を心がけつつ「ファンがある程度多い」ジャンルを選びましょう。











動画の更新頻度はどのくらいがいい?
YouTubeの登録者が伸びないうちって編集も大変だし見てくれている人がいるのかわからないし、なんだかのれんに腕押しのような気分になってついついサボりがちになってしまうかもしれません。
しかしYouTubeで肝心なことは「継続」です。
それではどのくらいの更新頻度がいいの?という本題に入ります。
答えは・・「多ければ多い方がいい」ということw
ただし続けることが前提です。
ここで先ほど話に出た「yuki cramped room」さんの動画を例に出させていただきます。
yukicramped roomさんは驚くべきことに動画内でyukiさん(男性)の音声は入っていません。
ひたすらおしゃれな音楽と、yukiさんのおしゃれな日常が見れる動画で、私もすっかりファンなのですが、チャンネル開始は2019年1月半ば。
そして、ここが驚きなんですが、動画本数が101本なんですね。
どういうことかわかりますでしょうかみなさん・・。
ここまで3ヶ月毎日1本動画が出ているペースなんです。
編集が凝っていないからでは?と思われるかもしれませんが、見ていただいたらわかると思いますが全くそんなことはありません。
チャンネル登録者数はきっとすぐ1万人を越してしまうでしょう。
yukiさんは動画センスに加えて継続の才能があり、ここまでチャンネル登録者数が伸びているのは間違いありません。
更新頻度はこのように多ければ多い方がいいのですが、中には「クオリティが落ちてしまうし継続しきれないからゆっくりペースがいい!」と思う人も少なくないと思います。
そういう方は理想として週2本を目指しましょう。
海外のYouTubeマニュアルにも週2〜3本のYouTube更新が望ましい と記載がありました。
その頻度も無理!!という方は週1でも大丈夫ですが、1本1本を真剣に取り組みましょう。
大切なことはクオリティーを落とさずに継続することです。











王道ジャンル「やってみた系」動画のチャンネル登録者数はどうやって伸ばす?
ジャンルは絞ろう!というお話をしたのですが、ここで「それでもやってみた系動画をやりたい!」という方も少なくないと思います。
実際にヒカキン、はじめしゃちょー、フィッシャーズなんかの日本を代表するYouTuberは大きく分けてこのジャンルに分類されます。
しかし、これらの有名YouTuberに憧れる人も多いことで飽和状態になり「差別化」がしにくいんですよね。
さて、この場合どうする?という疑問を解決してくれるのが、チャンネル登録者数の増加数ランキング10位の「東京未青年シンドローム」さん。
東京未青年シンドロームさんが、こん王道ジャンルで伸びている理由を一言で分析します。
それは「企画力」だと考えます。
一見「どんなYouTuberか」というのがわかりにくいながらもずば抜けた企画力、構成でしっかり差別化をされています。
もし、今「王道やってみたジャンル」で勝負されている方がいれば今一度考えてみてください。
「YouTuberっぽいことを誰かのチャンネルを見てなんとなく企画していませんか?」
「自分だけが面白い企画になっていますか?」
「その企画、インパクトありますか?」











実際にチャンネル登録者数を増やしているYouTuberさんにマル秘テクニックを聞いてきた。
ここまでは私の数字だけの分析でした。
しかし、結果が出るには「過程」が必ずあります。
私が計り知れないものもきっとあるでしょう。
そこで、実際にチャンネル登録者数が伸びている4組に「ぶっちゃけなんで??」と聞いてみました。











20日で約2000人登録者数が伸びているYouTuber2組にその理由を聞いてみた。
まずはじめに様々な面で分析をしていくと気になるのが
「MATT SHOWさんとあめんぼぷらすさんがどうしてこんなにチャンネル登録者数増えているの?」ってことです。
20日で2000人増えているんですよね・・。
元々3000人以上のチャンネル登録者数を抱えていた2組なので最初からすごかったといえばそうなんですが、やっぱりこのペースは常人ではありません。
あめんぼプラスさんにチャンネル登録者数の増やし方を聞いてみた。
「登録者100、1000にいくまでに意識されていたことを教えてください。」!
おまつさん「最初は、登録者と再生回数を一切気にしませんでした。
たまに再生回数がいつもより200回くらい少ない動画(平均450くらいの頃)がありましたが、「一本バズったら関係ない」と思い、0から1を作ることだけを考えました。」
「より多くの人に見てもらうためにされている施策がありましたら教えてください。」
おまつさん「やっぱりタイトルとサムネを何度も研究することです。
サムネ作るのに2人で1時間くらい考えることもあります。」
「登録者数を伸ばすために必要なことはなんだと思いますか?」
おまつさん「視聴者さんからの登録も、人と人のコミュニケーションだと思っています。
再生回数が良い動画を出せた直後は生配信をするなどしてご新規さんへの挨拶を大切にしています。」











MATT SHOWさんにチャンネル登録者数の増やし方を聞いてみた。
「登録者100、1000にいくまでに意識されていたことを教えてください。」!
MATTさん「100人の段階は右も左もわからなかったので、同ジャンルのうまく言ってるチャンネルのマネをし、タグにもそのチャンネル名を入れたりしていましたが、あまり登録者が伸びず、旬なネタを取り扱ったら100人超えました。
1000人までは、より戦略的に同じジャンルのYouTuberのTwitterをフォローしている人をフォローしまくってフォロバしてもらって知ってもらうということや、登録者が多い同じジャンルのYouTuberに何度も紹介してもらう事と、旬な題材を沢山取り扱うことで、1000人を達成しました。」
「より多くの人に見てもらうためにされている施策がありましたら教えてください。」
MATTさん「①旬な題材を可能な限り早く取り扱う
②許される範囲でサムネで釣る
③登録者の多いYouTuberに紹介してもらう」
「登録者数を伸ばすために必要なことはなんだと思いますか?」
MATT SHOWさん「まずは見てもらう事が1番だと思っております。
その為にはサムネやタイトル、取り扱う題材で興味を持ってもらい、まずは見てもらう事で登録の可能性のある母数を増やします。
次に内容です。
内容がよくなければ登録してもらえません。」











ゲーム実況で登録者数を伸ばしている人に秘訣を聞いてみた。
さて、ここでもう1つ疑問が・・それは私がデータをとった中でもっとも多かったジャンルは「ゲーム実況」でした。
ただ、ゲーム実況は登録者数が伸びにくいのは数字で明確に出てしまいました。
中にはどうしてもゲーム実況で成功したい!という方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、ゲーム実況で一番登録者数が伸びているヨーロピアンクラシックさんにもお話を聞いてきました!
「どうやってチャンネル登録者数増やしたのか教えてください(泣)」
なかまるさん「チャンネル登録を伸ばす方法は正直わからないですが、自分が意識してる事は、実況者とリスナーさんの距離感とゲームがわからない方でも楽しめるような空間作りを意識して実況させてもらってます。
モデレーターが優秀なんです。
モデレーターかなさん中心にコメント欄を盛り上げてくれます。
最近言われる事が増えたんですが、【ここの配信は荒れないし、居心地がいい】とよく言われるようになりました。
実況者の自分よりかモデレーターとリスナーさんお陰だと思います。」











ヤマケンTVさんに「どうして急にチャンネル登録者数が増えたんですか?」と聞いてみた
ヤマケンTVさんといえば企画開始時のチャンネル登録者数は「110人」と、私がデータをとったYouTuberさんの中でもその数は多い方ではありませんでした。
しかし、20日でグン!とチャンネル登録者数が激増しています。
その秘訣を聞いてみました。
「チャンネル登録者数が20日で激増していますが何か理由があったりしますか?」
ヤマケンさん「普段YouTuberさんの動画をあまり観ないんですが他のYouTuberさんの動画を観まくりました。(特に自分がやりたい動画関連の動画)
飲み行ったりした時に自分の動画を友達に観てもらってガチな意見もらったり。
それと長瀬さんのアドバイスでTwitterでYouTubeのサムネが出るようにした方がいいという事をやりました。」











結局登録者数を増やすにはどうしたらいいの?をまとめると
たくさんの方にお話をお伺いしたり、データを取らせてもらってわかったことをまとめていきます。
・ジャンルは絞った方が伸びやすい
・更新頻度は高めがいい
・ただし継続することが何より大切
・企画にこだわる
・サムネなどの細かい点にもこだわりを
・視聴者さんとの良好な関係を築く
ということだと考えました。
投稿していくうちに見える強みを伸ばしていければ最高ですね(*´꒳`*)
まとめ
たくさんのYouTuberさんに参加していただき、記事企画が無事成功しました。
1位のあめんぼぷらすさん、おめでとうございます。
そして、惜しくも今回は結果が出なかった皆さんも何より「継続が要」です。
これからも一緒に頑張りましょう。
最後に、取り上げられなかったトップ10入りのチャンネルの動画を貼っていきますのでみんなぜひみてみてね。
第3位 アンダーワールドさん
https://www.youtube.com/watch?v=X_zrhNdJr78
第6位 名無しさん
第7位折田チャンネルさん
第8位 shogo kitaharaさん
後、あめんぼぷらすさんが伸びた理由は3月のYouTuberの本に載ったからっていうのがありますね。